“すべての人の物語に寄り添う映像を目指して”

映像との関わりは、気づけば私自身の生き方や価値観の中心にあるものになっていました。
何気ない日常を収めた一本のホームビデオが、大切な人の笑顔や、今はもう会えない声をありありと蘇らせてくれたとき、映像が持つ力を強く実感したのです。

「映像には、時間を超えて想いを届ける力がある」
この気づきが、自分の中にある原点となり、今の仕事へと自然につながっていきました。

企業やお店が積み重ねてきた歴史、ご家族のかけがえのない時間、大切な人へ贈る心からのメッセージ。
そうした一つひとつの物語を、ただ記録するのではなく、その背後にある想いや空気感ごと丁寧に映し取り、未来へと残していきたいと考えています。

私たちが大切にしているのは、その人ならではの魅力や、その場所に流れる時間のリズムを、ありのままにすくい上げること。
言葉を交わし、想いに耳を傾けながら、カメラを通して人と場所の本質に静かに向き合うことを心がけています。

映像は、撮り終えた瞬間がゴールではありません。
むしろ、そこから誰かの心に届き、新たな感情や記憶を生み出していく、“もうひとつの物語の始まり”だと感じています。

私たちはまだ小さな制作チームですが、だからこそ柔軟で丁寧な対応ができると信じています。
そして何より、目の前のひとつひとつに真剣に向き合い、誠実に形にしていく姿勢を大切にしています。

これから出会う人々や、これから生まれる新しい物語に、映像というかたちで関わっていけるように。
信頼を重ねながら、ここから新たな一歩を踏み出してまいります。